ツーリング旅の始まり!
5日目、4月18日
kiwi houseの滞在者に見送られてam10:30頃出発した。
南島最大の都市、クライストチャーチの市内から出るのに苦労した。
今のようにスマホでgooglemapナビして、、、とかそんなのではなくハンドルのあたりに紙の地図を乗っけてコンパスで東西南北どっちを向いているのかを確かめながらだったので道を間違えたらある地点まで戻って、、、なんてことを何度もやってしまい進むことができないという焦りが出てくる。
目標地はもちろん事前に決めてあった。昨日KさんにもらったばかりのHOLIDAY PARKの地図で見つけた「ASHLEY GORGE HOLIDAY PARK」だ。距離にしてkiwi houseから約40kmくらいか。
想定していたより荷物が重くなってしまった。。登山家と同じく軽量化するアイデアを身につけなければツーリングのパフォーマンスは下がるだけだ。
初パンク!
スタート時からバックパック(リュック)を担いで走ってたのだがあまりにもしんどかったので、無理くり後ろの荷台にくくり付けたら楽々になった。
バックパックを担いでいるときは背中が汗びっしょりだったので不快感もなくなった。が、、、少しすると後輪がパンク!!!
パンク修理なんて本で読んだだけ!あたふたしていたら、車で通りかかったマークが「どうかしたのかい?」と僕に話しかけてくれた。
パンクしたことを話すとマークが自転車ごと車に乗っけてくれた。
軽トラックで後ろの荷台にはガラスが積まれていた。ガラス屋のようだ。そしてとても大きなその犬は僕と密着して座っている。鼻息はとても荒いほうだと思う。
Ashley Gorge Holiday Parkに向かっていることを伝えるとそこまで送ってくれるとのこと!初パンクであたふたしていたので心の底から喜んだ。
Ashley Gorge Holiday Parkはパンク地点から車で10分もかからずに着いた。
つたない英語でお礼を言ったら笑顔でそこを去っていった。「俺も若いころは自転車で旅行したんだ」と言っていた。共感できる瞬間である。
初ホリデーパーク
Ashley Gorge Holiday Parkに到着し従業員らしきおばさんに利用したい旨を伝えると、テントサイトは8NZ$とのこと。安い!
と言っても他に客は数人しかいなかった。
それはそうだ。今日はバケーション期間でもない普通の金曜日なのだから。
ホリデーパーク内には、小さな売店があった。この売店がなければ本日の晩飯は無しになっていたところだ。
トマトソースwith豆の缶詰め、コーラ、そして間違って買ってしまったベビーフードの缶詰め(英語をマスターしたいと痛感する瞬間)で計6$くらい。
生まれて初めてmonbell製マイテントを設営した。(家で練習したことは有り)
テントサイトが広すぎてどこに設営すればいいのかそこから分からない。迷ったが木の下がいいかなと最後は適当に決めた。
テント設営後、パンク修理をする。タイヤチューブを予備の新品に交換する。その後おじさんが手伝ってくれてパンク穴を補修した。
英語は苦手だが、話しかけてくれることがとても嬉しい。日本ならこの展開、まずないだろう。
補修も終わり、Kさんに朝もらったばかりのインスタントヌードルと豆の缶詰めで昼兼夜ご飯にする。テントサイトで食べるカップヌードルはうまかった!登山をした時、山頂で食べたのを思い出す。
その後、シャワーをする。1回20セントだが足りないため2回行う。
ミニコンロでコーヒーを淹れる。Kさんのミニコンロ、ガス、食器、スプーンセット、マットが全て役に立ちまくる。いや、これがなければテント旅は成り立たなかった。。。と思い知らされる。
テントという1人だけの世界
テント内でペンライトを使い、明日の目的地を決める。
1人用の本当に小さいテント。
初のテント生活、狭いがなんて楽しいんだろう。自分の基地のような空間。ここには知っている人間は誰もいない。もちろん携帯電話もない。誰にも知られず僕はここにいる。なんとも笑いがこみ上げてくる。
ワクワクという気持ちが沸騰してしまいそうだ。これからの旅が楽しくなってくる。