ニュージーランド 57日目、6月9日
朝起きるとすっごい良い天気だった。そしてバックパッカーズから「Mt.Tasman」がキレイに見えた。朝から気分が良くなる。sasabiは南へ向かい、僕とsayuriさんは北へ向かう。
サザンアルプス見納めと思うと寂しくなる。でも最終日にナイスな天気で良かった。途中、Hokitikaの「sheep station」で羊のキーホルダーをもらった。
今日目的地までは約40kmの予定なので比較的余裕だ。久しぶりにバックパックを後ろに縛りつけて走った。背中に不快感がなくパンクさえしなければこっちの方がいい。
タスマン海に沿って6号線を真っすぐ北へ走ると「Greymouth」だ。インバーカーギル以来の大きい街、久しぶりに映画でも見たい気分になる。
「Greymouth YHA」に着いた。
ここでmiyaさんと再会する。トースト、コーヒーでランチしたあとツバルまでどれくらいかかるかを聞きに「House of Travel」という旅行会社へ行ってみた。
sayuriさんに聞いたように、NZ-Fiji=$NZ1000、Fiji-TUVALU(Funafuchi)=$NZ1200くらいかかる。もう1つ他の旅行会社も同じくらいの値段だった。
ツバルは、「数十年後には沈むのでは」と言われている国のひとつだとmiyaさんから聞いてから気になっていた。沈むという事は、「国が失くなる」ということだ。つまり、将来行きたいと思ったとしても、その時にはもう「存在していないかもしれない」ということを意味する。
そう思うと、これも何かのお告げなのか?miyaさんに出会ったのも偶然ではないのでは?とか考えたりする。
このブログのサブタイトルに「人生で出会う出来事、すべてに意味がある」と記してあるが今まで色々な本を読んできてとても大切な言葉だなと思ったので自分でも忘れないように付けている。
ツバルに行くことによる出費はかなり痛いが、こんなことでもない限り、一生行かないかもしれないとも思う。
YHAの部屋に戻ると、金髪の韓国人のいびきがうるさく、なかなか寝つけなかった。
本日のルート「Hokitika」~「Greymouth」
本日67km
通算2182km
ニュージーランド 58日目、6月10日
朝6:30から電気をつけてうるさい音を立てている金髪のあいつの無神経さには辟易する。部屋に日本人がいた。大学を休学して、半年間ニュージーランドで学校に行ったりヒッチハイクの旅をしている。
ずっと相棒だったGIOSを輪行バッグに入れ車に積み、miyaさんとクライストチャーチへ出発する。新たな旅が始まることになった。自転車では難関と思われた「Arthur’s Pass」(ニュージーランド南島中央を横たわるサザンアルプスの北端の峠)だが、車だといとも簡単に通過してしまう。車から見る景色はすごくキレイだ。
miyaさんの87年式のインテグラは登り坂になるとなかなか馬力が出なかった。昼食を途中で見つけた小屋で食べることにする。周りはブッシュだらけで、野生動物でも出てきそうだ。トーストとオレンジ、ミニコンロであったかいコーヒーを作った。
朝まで「Greymouth」にいたのに、もう「Christchurch」に着いたというこの驚き。カンタベリー博物館近くの「Rolleston YHA」にとりあえず2泊することにした。
8人部屋だったが他にツーリストはいないため、miyaさんと2人だけだった。
夕食はYHAのキッチンで色々な野菜入りチャーハン(というかオムライスの中みたいになった)とスープ。
Greymouthで会ったというyumikoさんと3人でたくさん話した。miyaさんのふりかけ、煎茶をもらい、久々に日本を味わった。
ここのシャワーはなんだ・・・熱さの調整がコントロールできないし、水が流れん・・・miyaさんとツバルのスケジュールを考えながら1日が終わった。