水筒の寿命を延ばす！簡単お手入れガイド

　冷たい飲み物であっても、特にジュースやお茶は糖分やタンニンが付着しやすいです。これが蓄積すると、匂いや汚れの原因になります。冷たい飲み物でも毎回しっかり洗いましょう。

　コーヒーや紅茶、スープなどを入れた場合は、ステンレスに色が移りやすいです。また、飲み物が残っているとカビの原因にもなるため、すぐに洗うことを習慣にしましょう。

　特にパッキンやストローなどの小さな部品は、洗い残しが起こりやすい部分です。専用のブラシや綿棒などを使って、細かい部分もしっかりと洗うことを心がけましょう。

　普段使う食器用洗剤で十分ですが、「重曹」や「クエン酸」を加えることで、頑固な汚れや匂いを効果的に除去できます。また、「漂白剤」を使用する場合は、すすぎを十分に行うことが重要です。

　洗った後は、清潔なタオルの上などに逆さにして乾かすと、内部に水滴がたまりにくくなります。「水筒を逆さにして乾かす専用のスタンド」を使うと、さらに効率的です。

　フタやパッキン、ストローなどのパーツも、しっかり乾燥させることが重要です。特にパッキンの内側や溝の部分は水が残りやすいため、十分に乾かしてください。

　月に一度、重曹やクエン酸を使ったお手入れを行うと、匂いや茶渋などのしつこい汚れを落とすことができます。重曹を水筒に入れ、ぬるま湯で満たして数時間放置すると、汚れが自然に浮き出てきます。クエン酸の場合も同様の方法で使用できますが、酸性成分があるため、金属部分への影響を確認してから使用しましょう。

　パッキンやストローなどは定期的に煮沸消毒を行うと効果的です。熱湯に数分間浸けることで、細菌を除去し、衛生状態を保つことができます。ただし、フタや一部の素材は熱に弱いため、事前に耐熱性を確認してください。

　使用後にしっかりと乾燥させた水筒は、湿気の少ない場所に保管しましょう。閉じたまま保管すると、内部に湿気がたまり、カビが発生しやすくなります。「フタを外して保管する」と通気性が良く、カビのリスクを低減できます。

　水筒をしばらく使用しない場合でも、定期的に開けて風通しをよくし、内部の湿気を防ぐことが大切です。また、数か月に一度は軽く洗浄し、清潔な状態を保ちましょう。

　「パッキン」は、水漏れを防ぐための重要な部品ですが、使い続けると柔軟性が失われ、ひび割れや変色が見られることがあります。こうした劣化が見られた場合は、早めに交換しましょう。

　多くのメーカーは、交換用のパーツを提供しています。純正品を使うことで、サイズや機能の不具合を防ぐことができます。定期的にメーカーのサイトをチェックし、必要な時にスムーズにパーツを入手できるようにしておきましょう。