キリバスという国
オーストラリア大陸の北東の位置にあるキリバス共和国という国はご存知でしょうか?
有名なところでは、「世界で最も早く日付が変わる国」と言われていますね。
他では、「クリスマス島」という言葉は聞いたことがあるかもしれません。
名前の由来は、イギリスのジェームズ・クックが1777年のクリスマスにこの島に到着したからなんだそうだ。
??? それってジェームズ・クックさんがただそう名付けただけでそこに住んでいる人たちにはずっと昔から島の名前があるのに、その名前はどうなったんやろ!?って疑問が残るんです。
その当時では、島の名前を変更できるほど影響力のある人だったんですね。
(確かにクック海峡とかクック湾とか地図上にも載る海洋探検家として有名)
キリバスの温暖化危機
その太平洋にあるキリバスが温暖化による海面上昇で国土が水没の危機に直面しているんです。
人口は、約10万人(85%以上は首都タラワがあるギルバード諸島に住んでいます。)
海抜は、平均で2メートル( 海水面から測った陸地の高さ)で、飲み水に塩が混じるようになってきたとのことです。
これは住人にとって、本当に危機感を感じることです。
こんなところで日本の技術が。
実は、既に国全体で5基の海水淡水化プラントがあります。
日本の技術により設置されているんです。
(電力確保の目的から2基しか使用されていないらしい。)
海水を真水化する技術は、日本が突出しているんですね。
「東レ」が非常に有名です。
10万人に相当する飲み水が足りているのでしょうか?
ツバルという国
その他に同じように海抜が低い国で10年前、僕が訪問した国にツバル(TUVALU)があります。その当時、世界で最初に沈む国かもしれないと聞き、友人に誘われ一緒に行きました。
ツバルには天然資源がほとんどないため、その収入の多くは海外の援助に頼っている状態です。
主要な産業は、漁業と観光業である。僕も一旅行者として行っただけなのに盛大に食事やら出していただき大変恐縮した思い出があります。
しかし、ツバルは他の国から遠く離れた場所にあるため、あまり多くの観光客は訪れないです。
ツバルは、キリバス同様、土地が非常に貧弱な国でもあります。飲み水に適した水はほとんどなく、土地は農業には適していません。
ツバルの温暖化についての動画がありました。
首都フナフティは細長い島で、自転車を借りて端から端まで1時間もかからなかった記憶があります。
こちらは、TUVALUの生活の様子です。
ツバルは、島から見える右側と左側の海の色と荒々しさがまるで違っていて、とても不思議な体験をしました。
ツバルはインド洋のモルディブについで海抜の低い国でもあり、ここでも日本がたくさん援助をしており日本人というだけで歓迎されました。
近隣国のフィジー(人口90万人)が10万人のキリバス人をいざとなれば全員受け入れると話しています。
我々日本人はそういう面で特に不自由もなく、とても恵まれているのだなと改めて実感しそして感謝します。
私たちの知らない国々でどういうことが起こっているのか?自分から情報を取りに行かなくてはならないと感じています。
さいごに
ツバルへ旅に行った時の詳細はこちらにも書いています。
ツバルには観光スポットといわれるものは何もありません。
あるとしたら人懐っこい人たち、そして島から素晴らしい海が見えます。
これがすべて。これで十分でした。